“アイ”のあるホーム
引っ越しで最も重要なのが「お部屋探し」。安心して帰れる場所を選ぶため、快適な環境と合わせてセキュリティにも気を配りたいもの。そこで今回は、犯罪者の心理と行動パターンをもとに、狙われにくいお部屋を見つけるためのチェックポイントをご紹介します。
お部屋探しは、間取りや家賃、駅からの距離など気になる所がいっぱい!しかし、忘れてはいけないのが防犯面。実は地域ごとに狙われやすさが異なり、内見の時に物件の周辺環境を知ることで危険性を測ることができます。そこで確認してもらいたいのが以下のポイント。
警察庁の調査によると、犯罪者が侵入をやめた理由は「ジロジロ見られた・声をかけられた」がトップ。(1)を確認することで住人同士のコミュニケーション頻度が推測でき、犯罪者から見て好ましい環境かどうか判断することができます。(2)から分かる、管理が行き届いていない状況は、住人同士が無関心であると判断され、犯罪者に安心感を与えることに。(3)は、いくら昼間明るい雰囲気でも、「落書き」という犯罪を放置していれば防犯意識が低いとみなされ、狙われやすい地域だと言えます。まずは、物件周りをしっかり確認し、安心できる環境なのか見極めることから始めましょう。
周辺環境の安全性が確認できたら、次のポイントを参考に物件の防犯性をチェックしましょう!
侵入までにかかる時間は5分が境目と言われており、警察庁の調査によると5分が過ぎると約70%、10分が過ぎるとほぼ100%が侵入をあきらめるようです。よって、(1)は簡単に登れてしまうような足場がないか、(2)では破壊するのに時間がかかる防犯ガラスを使用しているか、という点を確認する必要があります。また、犯罪者はすぐ身を隠せる場所を好むので、(3)は高い塀や植木がない物件、(4)は死角となる場所には防犯カメラが設置されている物件を選ぶようにしましょう。
エントランスにオートロックが付いているから安心!と安易に決めてしまうと意外な落とし穴が…犯罪者の中には、安全だと油断すると無施錠になりやすくなることを知っており、オートロックの物件ばかり狙う者もいます。宅配業者を装ったり、住人の出入りの隙を突いたりしてオートロックを突破。エントランスから部屋までの死角で待ち伏せをし、無施錠の部屋を見つけたら数秒で侵入してしまいます。
そんな状況を回避してくれるのが、電子錠。玄関の鍵に後付けするだけで、カードキーやスマートフォンからも開錠が可能に。ドアを閉めれば自動で施錠してくれるので、無施錠になることがありません。また、インテリジェントホームの『スマートロック』のように、鍵のケースを取り外したところにタッチパネル付きのデバイスを設置するタイプであれば、鍵は不要に。鍵穴自体も無くなるので、ピッキングによる被害や「別れた恋人やストーカーが知らない間に合鍵をつくっていた」なんていうことも起こりません。
防犯のためには、便利なアイテムと相性のよい物件を探すのも一つの手。気になるお部屋を見つけたら、スマートロックが設置できるタイプの鍵なのか、設置を許諾してくれるオーナーであるのか、などについても確認しておきましょう。
今回ご紹介した条件が全てクリアになる部屋が見つからなくても、あきらめる必要はありません。積極的にご近所付き合いをしたり、後付けできる窓の防犯フィルムやインテリジェントホームの『スマートロック』などを利用したりすることで、防犯性を高めることができます。気になる物件を見つけたら実際に見て確認し、自分でクリアにできる状態なのかを判断しながら、納得できる素敵なお部屋選びをしましょう!
<今回登場したデバイス>
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